こんにちは、やまとです。
今回紹介するのは半導体製造装置企業です。半導体製造装置とは、半導体の形状加工や組み立て、検査など半導体を製造する過程で使用される装置のことです。半導体同様、半導体製造装置も技術の宝庫で、各種物理学や工学の研究技術が生かされています。
インテル、サムスン、TSMCといった大手半導体メーカーの設備投資が相次ぎ、日本製装置は非常に強い恩恵を受けています。日本の技術がなければ世界の半導体メーカーは製品を製造できないといっても過言ではありません。売上高に占める海外比率が非常に高く、円安メリット銘柄でもあります。
それでは、注目の半導体製造装置銘柄について見ていきましょう。
8035 東京エレクトロン
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 1,399,102 | 320,685 | 322,103 | 242,941 |
22.3 | 2,003,805 | 599,271 | 601,724 | 437,076 |
会23.3予 | 2,350,000 | 716,000 | 716,000 | 523,000 |
予想PER | 11.58 | 予想EPS | 3,357.6 |
予想PBR | 4.53 | 予想BPS | 8,572.45 |
予想配当利 | 4.32 | 予想1株配当 | 1,678 |
半導体製造装置世界3位。エッチング装置、成膜装置、コータデベロッパーなど前工程強い。日経平均寄与度が大きい銘柄で、2022年10月現在、構成率が5%弱あります。今後5年で1兆円超の研究開発費を投じるようです。ロジック、NAND向け投資需要旺盛で最高益。
株価のほうは下げトレンドを形成しています。世界経済の動向やIT需要に依存してしまうため、アメリカが利上げを行っている現在、どうしても株価は冴えない動きになってしまうんですね。成長性は高いので長期投資で臨みたいところ。
6857 アドバンテスト
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 312,789 | 70,726 | 69,618 | 69,787 |
22.3 | 416,901 | 114,734 | 116,343 | 87,301 |
会23.3予 | 550,000 | 170,000 | 174,000 | 130,000 |
予想PER | 10.72 | 予想EPS | 723.9 |
予想PBR | 4.23 | 予想BPS | 1,833.22 |
予想配当利 | 1.68 | 予想1株配当 | 130~140 |
半導体検査装置で世界シェア首位。半導体のテスターで世界シェアの5割強。DRAM、フラッシュ・メモリなどメモリ用テスタ、システムLSI向けテスタなどで高いシェアを持つ。半導体製造の最終工程であるテストの時間が増加しているので、テスター需要が拡大しているようです。円安恩恵あり。
株価は10月に2番底を形成した後、8000円まで回復しました。ただ、アメリカ市場次第ではまた下落する可能性があるので無理は禁物。
6920 レーザーテック
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.6 | 70,248 | 26,074 | 26,438 | 19,250 |
22.6 | 90,378 | 32,492 | 33,582 | 24,850 |
会23.6予 | 140,000 | 42,000 | 42,000 | 33,000 |
予想PER | 51.11 | 予想EPS | 415.8 |
予想PBR | 26.35 | 予想BPS | 806.45 |
予想配当利 | 0.61 | 予想1株配当 | 129~146 |
先端半導体向けマスク欠陥検査装置が柱。マスクブランクス検査装置でシェア独占。売買代金が非常に高く、連日プライム市場首位の日が続いています。円安恩恵あり。
10月31日に決算を発表し、大幅な増収増益となりました。2023年6月期通期の見通しは変えなかったようです。
この銘柄も10月になってから株価は大きく戻しています。空売りの買戻しが非常に多かった模様です。目標は24000円台あたりまで。
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