2024年 都市銀行株 7銘柄

銘柄紹介
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こんにちは、やまとです。

今回紹介するのは都市銀行株7銘柄です。長引く低金利でも構造改革により各社高い利益を上げています。株価指標を見ると、PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)が低く、予想配当利回りが高いバリュー株の代表的銘柄群です。株価のほうは今後一体どうなるのでしょうか?

今回は、注目の大手都市銀行銘柄について紹介します。

※各種指標は2023年12月29日時点のもの

都市銀行株について2022年に書いた記事はこちら↓

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8306 三菱UFJFG

業績経常収益業務純益経常利益当期利益
21.36,025,3361,044,5551,053,610777,018
22.36,075,8871,282,2601,537,6491,130,840
23.39,281,0271,557,6911,020,7281,116,496
会24.31,300,000
株価1211.5
予想PER10.91
予想PBR0.79
予想配当利3.38
予想ROE7.2

国内最大の金融グループ。東京、三菱、三和、東海の4行が母体。

タイのアユタヤ銀行を傘下に持つ。アメリカのモルガンスタンレーは株式22%保有で持分法適用会社。消費者金融会社【8572】アコム株40%保有、リース会社【8593】三菱HCC株20%保有。

2023年度配当性向40%めど。

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8316 三井住友FG

業績経常収益業務純益経常利益当期利益
21.33,902,3071,084,015711,018512,812
22.34,111,1271,152,8901,040,621706,631
23.36,142,1551,276,4471,160,930805,842
会24.3920,000
株価6880
予想PER9.96
予想PBR0.67
予想配当利3.92
予想ROE6.7

三井、住友、太陽神戸の3行が母体。カード事業に強み。個人向け金融アプリ「オリーブ」。海外はアメリカやインドネシアに注力。

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8411 みずほFG

業績経常収益業務純益経常利益当期利益
21.33,218,095797,731536,306471,020
22.33,963,091851,259559,847530,479
23.35,778,772805,296789,606555,527
会24.3640,000
株価2412.5
予想PER9.55
予想PBR0.64
予想配当利4.15
予想ROE6.7

第一勧業、富士、日本興業の3行が母体。

信販会社【8585】オリコ49%、リース会社【8425】みずほリース23%保有。また、現在非上場ではあるが、楽天証券にも子会社を通じ49%出資。また、PayPay証券にも34%出資。

2021年から度々システム障害が起きている。

7182 ゆうちょ銀行

業績経常収益業務純益経常利益当期利益
21.31,946,728394,221280,130
22.31,977,640490,891355,070
23.32,064,251455,566325,070
会24.3470,000335,000
株価1436
予想PER15.51
予想PBR0.58
予想配当利3.48
予想ROE3.7

預貯金国内最大。日本郵政が60%株式保有。運用は国債主体だが近年多様化。全国津々浦々に展開しているため、地域密着型の金融サービスに強みを持っています。

8309 三井住友トラストHD

業績経常収益業務純益経常利益当期利益
21.31,380,434183,155142,196
22.31,401,091229,704169,078
23.31,819,060285,840191,000
会24.385,000
株価2706
予想PER23.13
予想PBR0.67
予想配当利4.07
予想ROE2.9

国内最大の専業信託銀行グループ。不動産仲介、年金信託や遺言信託など、長期的な資産管理・運用に関するサービスに強みを持っています。

【7163】住信SBIネット銀行に子会社を通じ34%出資。

今期の業績はベア投資信託で損失を出したので大幅減益の模様。

8308 りそなHD

業績経常収益業務純益経常利益当期利益
21.3823,600190,960124,481
22.3844,700158,775109,974
23.3867,974227,690160,400
会24.3150,000
株価716.5
予想PER11.2
予想PBR0.65
予想配当利3.07
予想ROE5.8

りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行を傘下に持つ。都市部を中心に営業基盤を持ち、特に関東と関西に強いプレゼンスがあります。2015年6月公的資金完済。

政策保有株を削減予定。30年3月期までに簿価ベースで2/3を削減。

8304 あおぞら銀行

業績経常収益業務純益経常利益当期利益
21.3155,75538,98228,972
22.3134,73746,29435,004
23.3183,2927,3568,719
会24.331,00024,000
株価3063
予想PER15.56
予想PBR0.84
予想配当利4.96
予想ROE5.4

旧日本債券信用銀行。GMOと提携し、GMOあおぞらネット銀行(持分85%)。配当利回り高い。年4回。

前期は債券の損失があったので大幅減益。今期は回復予定。

大和証券G本社から約500億円調達。北米不動産は物件処分と債権回収に取り組む。

リスクファクター

金利

  • 概要: 日本は長期にわたる低金利政策を続けており、これが銀行の利ざやを圧迫しています。金利の上昇が見込めない限り、従来の貸出業務からの収益拡大は難しいです。
  • 影響: 利益率が低下し、特に伝統的な貸出業務に依存する金融機関にとっては、収益性が大きく損なわれるリスクがあります。

経済状況の変動

  • 概要: 国内外の経済状況に大きく依存しています。景気後退や経済不安定性が生じると、融資の返済遅延や不良債権が増加し、収益が悪化する可能性があります。
  • 影響: 不良債権処理や与信リスクの増大が、財務状況に直接的な影響を与えることがあります。

規制リスク

  • 概要: 金融業界は厳しい規制の対象であり、新たな規制や既存規制の変更が企業活動に影響を与える可能性があります。
  • 影響: 新しい資本規制やリスク管理規制の強化により、資本効率や収益性が低下するリスクがあります。

デジタル化と競争の激化

  • 概要: フィンテック企業や非金融業界からの新規参入が増加しており、競争が激化しています。また、デジタル化の遅れが競争力に影響を与えるリスクもあります。
  • 影響: 既存のビジネスモデルが陳腐化するリスクがあり、顧客離れや収益の減少につながる可能性があります。

為替リスク

  • 概要: 海外展開を行っている企業は、為替レートの変動が業績に直接影響を与えます。特に円高が進むと、海外事業からの収益が減少するリスクがあります。
  • 影響: 為替の変動が大きい場合、予想外の為替損失が発生し、収益性が低下する可能性があります。

比較チャート

※2023年12月29日現在のチャート

ここ5年では三菱UFJと三井住友が大きく上昇。業界の2トップが株価もしっかりと牽引しています。

ゆうちょ銀行とあおぞら銀行は今一つ。ただ、ゆうちょ銀行は直近のパフォーマンスは悪くない。日銀の利上げによる収益性向上の期待があるためで、実際に利上げされてもまだ上昇の余地はあるかと思います。あおぞら銀行は配当を考慮しても全然上がっていないですね。GMOあおぞらネット銀行がどこまで業績に貢献できるかにかかっています。

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