こんにちは、やまとです。
今回紹介するのは医薬品株です。このところインフレ高進による金利上昇により株安が進行し、日経平均は26000円台を割れました。アメリカの株価はさらに深刻で、ダウ平均が29000ドルを割れ年初来安値を更新しています。このような状況では景気動向にかかわらず業績が安定しているディフェンシブ銘柄が物色されやすいです。中でも医薬品は生活必需品であり、株式市場ではディフェンシブセクターに位置づけられており、下値抵抗力の高い銘柄が多いようです。
今回は、注目の医薬品銘柄について紹介します。
4502 武田薬品工業
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 3,197,812 | 509,269 | 366,235 | 376,005 |
22.3 | 3,569,006 | 460,844 | 302,571 | 230,059 |
会23.3予 | 3,690,000 | 520,000 | 411,000 | 292,000 |
予想PER | 18.99 | 予想EPS | 196.2 |
予想PBR | 1.02 | 予想BPS | 3,665.61 |
予想配当利 | 4.83 | 予想1株配当 | 180 |
国内最大手の製薬会社。2019年にアイルランドのシャイア―社を6兆円超で買収。M&Aに積極的なようですね。がん、中枢神経、消化器等の領域に強みをもっているようです。アメリカのノババックス社の新型コロナワクチン生産を担当しており、売り上げに貢献しているようです。また、潰瘍性大腸炎治療薬「エンティビオ」が順調のようです。配当利回りが5%近くと高いので下がったら買っておくとよいかも。
4503 アステラス製薬
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 1,249,528 | 136,051 | 145,324 | 120,589 |
22.3 | 1,296,163 | 155,686 | 156,886 | 124,086 |
会23.3予 | 1,443,000 | 269,000 | 267,000 | 208,000 |
予想PER | 16.84 | 予想EPS | 114.1 |
予想PBR | 2.4 | 予想BPS | 799.26 |
予想配当利 | 3.12 | 予想1株配当 | 60 |
国内製薬2位。市販薬事業を第一三共に売却し、医療用医薬品に特化しているようです。売上高の4割を占める前立腺がん薬「イクスタンジ」が牽引し、営業利益は大幅増益を見込みます。尿路上皮がん薬「パドセブ」は日米で新規患者獲得が想定を超えているようです。海外の売上高比率が80%と非常に高いようです。想定為替レートは1ドル=120円、1ユーロ=135円。北米だけでなく欧州も重要な市場のため、ユーロの動向にも注目する必要があるようです。株価は75日線を割っていますが、長期的な成長には期待できるので、下げ止まりが確認できるようなら買い。
4568 第一三共
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 962,516 | 63,795 | 74,124 | 75,958 |
22.3 | 1,044,892 | 73,025 | 73,516 | 66,972 |
会23.3予 | 1,150,000 | 105,000 | 105,000 | 83,000 |
予想PER | 94.83 | 予想EPS | 43.3 |
予想PBR | 5.83 | 予想BPS | 704.76 |
予想配当利 | 0.66 | 予想1株配当 | 27 |
国内製薬大手。循環器や感染症領域に強みを持っているようです。イギリスのアストラゼネカ社と提携し、がん領域の拡大を目指しているようです。抗がん剤「エンハーツ」がアメリカでの適応拡大(製薬の業界用語で、各医薬品が効果をもたらすとされている疾患の幅を広げること。)により成長を牽引しているようです。株価は順調な上昇トレンドを形成。さらなる上昇が期待されます。
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