こんにちは、やまとです。
今回紹介するのは原油・天然ガス開発会社です。2022年2月に勃発したロシアのウクライナ侵攻により原油価格が高騰しました。日本でもガソリン価格や電気・ガス代が上昇しているので家計が逼迫している方もおられるのではないでしょうか?今回紹介する2銘柄は原油価格の変動が業績に直結する会社です。そのため、売買には原油価格も参考にする必要があります。
それでは、注目の原油・天然ガス開発銘柄について紹介していきます。
1605 INPEX
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
20.12 | 771,046 | 248,471 | 257,335 | -111,699 |
21.12 | 1,244,369 | 590,657 | 657,627 | 223,048 |
会22.12予 | 2,182,000 | 1,133,000 | 1,255,000 | 350,000 |
予想PER | 5.35 | 予想EPS | 281.3 |
予想PBR | 0.55 | 予想BPS | 2,720.09 |
予想配当利 | 3.98 | 予想1株配当 | 60 |
原油・天然ガス開発生産で国内専業最大手。国際石油開発と帝国石油の経営統合により発足した「国際石油開発帝石」が前身。2021年に現在の社名に変更しています。権益取得から、探鉱、生産、製品販売に至るまでグローバル規模でエネルギー供給を担っています。日本政府が筆頭株主で約20%の株を保有しています。オーストラリアでは大型LNGプラント(イクシス)を操業しています。オーストラリア発電企業と現地で水素ハブ開発に向け協業覚書を締結。UAEではクリーンアンモニア製造事業も展開しているようです。また、8月に1億2000万株、1200億円を上限とする自社株買いを発表しています。株価は原油価格との連動性が高いので売買時には参考に。OPECプラスの動向も追う必要があります。値動きは緩やかなので市況下落時には信用売りを狙いやすいと思います。
1662 石油資源開発(JAPEX)
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 240,078 | 4,192 | 10,001 | -2,725 |
22.3 | 249,140 | 19,809 | 43,674 | -30,988 |
会23.3予 | 275,755 | 39,705 | 50,988 | 40,007 |
予想PER | 4.89 | 予想EPS | 774.6 |
予想PBR | 0.57 | 予想BPS | 6,679.85 |
予想配当利 | 5.8 | 予想1株配当 | 220 |
原油・天然ガス開発生産で専業。北海道、秋田、山形、新潟の油田ガス田の採掘を行っています。開発・生産・輸送・販売までを一貫して行っているようです。また、オイルサンドやメタンハイドレートの研究開発を手掛けているほか、マレーシアではCO₂回収技術の研究を進めているようですね。ここも日本政府が筆頭株主で34%保有しています。上昇トレンド継続中なので配当狙いならこちらがおすすめ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?原油ガス開発会社は原油価格変動の影響を大きく受ける銘柄の為、売買しにくいと感じる方もおられるかもしれません。また近年では脱炭素エネルギーの開発も求められており、設備投資にかかる費用もかなりの金額になっているようです。半官半民的な性格をもつ企業のため、単に利益を上げることだけでなく、国民の幸福や社会の発展を追求することも求められています。原油価格の動向を参考に短期売買するのもよいですが、そのような社会的意義を考え値動きに左右されず長期投資をしてみるのもよいかなと思います。
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