【高配当株】3205 ダイドーリミテッド【大幅増配】

高配当株
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こんにちは、やまとです。今回は3205ダイドーリミテッドについて紹介しようと思います。

ダイドーリミテッドは、2025年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で増配とする予想を、2024年7月4日に発表しました。2025年3月期期末配当5円→100円となんと20倍となる大幅増配!!8月15日現在、予想配当利回りは11.63%!!と10%以上の超高配当株となっております。

ダイドーリミテッドは東証スタンダードに上場しているため、投資を考慮しているがどのような会社なのかよく知らない方もおられるのではないでしょうか。

そこで今回はダイドーリミテッドについて調べたことを紹介したいと思います。

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ダイドーリミテッドの事業内容は?

ダイドーリミテッドはアパレル業界では中堅クラスの企業で、アパレル製品や繊維製品の企画・製造・販売を行っています。1879年(明治12年)栗原イネによって創業。

特に、婦人服の企画・製造に強みを持ち、その分野での長い歴史を誇ります。

主力ブランド「ニューヨーカー (NEWYORKER)」は、クラシックでありながらモダンなスタイルを追求した、品質とデザインにこだわるブランドです。主に全国の私鉄系百貨店に多く出店しているようです。

中国やイタリアで製造・販売を行っており、24年3月期においては海外で3割弱の売上を計上しています。

また、不動産賃貸事業も展開しています。主に東京都内のオフィスビルや商業施設を保有し、それらを賃貸することで安定した収益を上げています。

ちなみに飲料会社で有名なダイドードリンコとは無関係

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なぜ?大幅増配の理由は?

ダイドーリミテッドによると、「株主還元の強化を行うことがさらなる株主価値の向上に資すると判断」し、2024年7月4日開催の取締役会において、2025年3月期から2027年3月期までの3年間においては、「1株あたり年間100円の配当実施を基本方針」とすることを決議したとのこと。これに基づいて、ダイドーリミテッドは今回の「増配」を決定したようです。また、50億円程度の自己株買いも行うと同時に発表しました。

ダイドーリミテッドを巡っては、ストラテジックキャピタル南青山不動産といったアクティビストファンドが経営改善要求をしており、彼らの意向もあって今回の大幅還元策が決定された模様です。

ただし、増配発表の後、彼らは全株売却をしており様々な思惑を生んでいる模様です。

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ダイドーリミテッドの業績は?

※会社四季報2024年夏号より 単位は注記がなければ百万円 会社予想1株配修正済

営業利益の赤字が続いており、なんと11期連続!!とのこと。今期は黒字化予想とのことですが、正直かなり厳しいと思われます。3年間は配当維持方針とのことですが、配当原資が枯渇しないか今後しっかりとチェックしていく必要があると感じます。

ダイドーリミテッドの株価は?

7月4日の増配発表後、株価は1300円台まで急騰!!しかし大株主の売却もあって一時600円台まで下落。しばらくは値動きの荒い展開が続くか...

ダイドーリミテッドの中期経営計画は?

ダイドーリミテッドは、過去数年間の営業損失の継続を受けて、収益性の強化と持続可能な企業価値向上を目指し、2027年3月期に至る3ヵ年の中期経営計画「革新と進化」を策定しました。この計画では、成長が見込まれる事業に注力し、利益率の低い事業の改善や縮小を進めることが主な目的です。

目標

  • 売上高: 360億円(2024年3月期: 287億円)
  • 営業利益: 15億円(2024年3月期: ▲4億円)
  • ROE: 8.0%(2024年3月期: 2.1%)

成長戦略の柱

  • 事業ポートフォリオの刷新: 成長が期待できる事業(例えば、スポーツアパレルやDX/CRM領域)に投資を集中させ、収益性の低い事業(特に一部の中国事業)の縮小や撤退を検討。
  • 経営体制の強化: 必要なスキルやノウハウを持つ外部エキスパートを積極的に活用し、改革遂行能力を強化。
  • DX/CRMの推進: 顧客データを活用して顧客満足度の向上と売上の最大化を図るため、デジタル化を推進。
  • M&A機能の強化: 国内外でのM&Aを通じて、新たな成長分野への進出を狙う。
  • サステナビリティ: 環境配慮型の取り組みを強化し、持続可能な成長を目指す。

具体的施策

  • ブルックス ブラザーズ: 国内企画の拡充とECの強化により、売上を伸ばす。特に、既存のブランド力を活用し、オフィスカジュアルやスポーツウェア分野での成長を図る。
  • ニューヨーカー: SCM(サプライチェーンマネジメント)の効率化とブランドの再構築により、利益率の改善を目指す。
  • アウトドアアパレルへの参入検討: ポンテトルトの高機能素材を活用し、アウトドア分野への進出を検討。
  • 中国事業の見直し: 不採算事業の整理や撤退を行い、収益構造を改善。

ダイドーリミテッドに優待はある?

ダイドーリミテッドは、中長期的により多くの人に株式を保有してもらうことを目的に株主優待制度を導入しています。

ECサイトで使える買物割引券(9月末、3月末)100株以上

  • (1)「NYオンライン」で使える優待買物割引券(20%割引)
  • (2)「ブルックスブラザーズ オンラインショップ」で使える優待買物割引券(20%割引)

(1)2枚+(2)2枚  計4枚

※優待買物割引券の割引上限は、1回の購入で27.5万円(税込)までとなっています。

自社取扱優待品(3月末)500株以上

株主優待の内容は、毎年変わるようです。

まとめ

今回は3205ダイドーリミテッドについて紹介しました。大幅増配したとはいえ会社業績は決して芳しくないので投資を考えている方は四半期業績の発表に注目する必要があるかと思います。

また中間配当は無く、期末一括配当なので権利日前後の値動きには注意が必要かと思います。

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