こんにちは、やまとです。
今回紹介するのは重工業株です。ロシアによるウクライナ侵攻や台湾情勢の緊迫化など地政学リスクがここ最近非常に高くなっています。そのような中、重工業メーカーに期待される役割は非常に多岐にわたります。また、海外売上比率の高い重工メーカーは円安の恩恵も受ける銘柄です。
今回は、注目の重工業銘柄について紹介します。
7011 三菱重工業
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 3,699,946 | 54,081 | 49,355 | 40,639 |
22.3 | 3,860,283 | 160,240 | 173,684 | 113,541 |
会23.3予 | 3,900,000 | ― | 190,000 | 120,000 |
予想PER | 13.08 | 予想EPS | 372.3 |
予想PBR | 1.04 | 予想BPS | 4,696.42 |
予想配当利 | 2.46 | 予想1株配当 | 120 |
国内最大の総合重機械メーカー。防衛、プラント、航空宇宙、造船等、幅広く事業展開しています。戦車、艦艇、戦闘機と日本の防衛を支える企業です。2021年度の防衛省契約額では4591億円、シェアは25.5%と断トツの1位です。2位の川崎重工業に対しダブルスコアをつけています。また、原発再稼働による原子力事業の成長が期待されています。GX関連銘柄としても要注目ですね。前期の業績は既にコロナ前まで回復しており、今期は円安の恩恵もあり最高益を更新する見通しのようです。株価は今年2月のロシアのウクライナ侵攻から上昇。その後は小康状態にありますが、政策テーマの盛り上がり次第では更なる高値も期待できそうです。
7012 川崎重工業
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 1,488,486 | -5,305 | -2,855 | -19,332 |
22.3 | 1,500,879 | 45,805 | 29,934 | 21,801 |
会23.3予 | 1,690,000 | ― | 52,000 | 32,000 |
予想PER | 12.16 | 予想EPS | 191.1 |
予想PBR | 0.81 | 予想BPS | 2,861.25 |
予想配当利 | 2.15 | 予想1株配当 | 50~55 |
重工業大手。旅客機分担品や鉄道車両、大型2輪等の輸送機器を製造してます。防衛分野では潜水艦や航空機を製造しているようです。2021年度の防衛省契約額では2071億円、シェアは11.5%で2位。第1四半期は、アメリカ航空機大手ボーイングが品質問題で中型機「787」の出荷を止めていた影響により部品が納入できず、大幅減益になってしまったようです。今後の巻き返しに期待されます。株価は6月に3000円を超えてからはやや冴えない動きをしています。今後のテーマの盛り上がりにもよりますが、買うなら他の銘柄のほうがよいかもしれないです。
7013 IHI
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
21.3 | 1,112,906 | 27,961 | 27,617 | 13,093 |
22.3 | 1,172,904 | 81,497 | 87,637 | 66,065 |
会23.3予 | 1,350,000 | 85,000 | 80,000 | 50,000 |
予想PER | 9.51 | 予想EPS | 330.6 |
予想PBR | 1.24 | 予想BPS | 2,526.33 |
予想配当利 | 2.54 | 予想1株配当 | 80 |
重工業大手。航空宇宙分野に強みを持っています。イギリスのロールスロイスと次期戦闘機のエンジンを共同開発するようです。2021年度の防衛省契約額では575億円、シェアは3.2%で7位。第1四半期の減益は、前期に不動産売却益を計上していたためで、実質的には増益のようですね。株価のほうは今年6月に4300円まで上昇。その後調整局面をむかえています。政策テーマが浮上すれば高値を超えてくる可能性はあるかと思います。
コメント